ネットアイドル隆盛に関する考察

ネットが市民一般の手に渡って依頼
カタチは様々に変わりながらだが
常にネットアイドルというのは存在していたように思う
それが ニコニコなんかの流行のおかげで
さらに一般化してきた
ちょっと可愛い子が顔を出して(もしくは隠して)踊ったり歌ったりすれば
たちまちのうちに取り巻きが形成される
これはなぜか
ネットで過ごす時間の増大
ネット越しの付き合いに対する抵抗の無さ
それはまああるだろう
だがそれにも増して原因の一つになっていそうなのが
リアル空間での人間関係構築の拙さではないだろうか
一人の空間でネットにつながる
それによって擬似的に社会参加している気分になる
そんな個人の前に 可愛らしい女の子(もしくは男の子)が現れる
そのディスプレイの前に座っている個人にとっては
1対1の関係
たちまちのうちに親近感が沸き とりまきのひとりとなる
だが ディスプレイの向こう側
素材提供側にとっては 完全に1対多の関係
取り巻き連中がどう思っているかとは関係なく(というより そもそも慮る必要など無いのだが)
彼ら彼女らは自分たちの生活をエンジョイしていく
そしてそれを 今までと同じように表現する
それによって 1対1の関係が崩れる
画面の向こう
今までは自分のもののような感覚のあったネトアが
誰か別の人間と交流しているのを見るようになる
それによって関係性は
多対1になる
ネトア側には変化はないのだが
取り巻き連中的には置いていかれたような感覚におちいる
それにより 信者からアンチへの転向者が出てくる
信者はアンチを排除しようとし
アンチはより頑なになる
信者はアンチに現実を見せられるがそれを認めたくないがために
より強固な信望をネトアに捧げることになる
そうしてstkに陥るものも出てくるかもしれない

つーか 視聴者側に身近なことが売りなコンテンツは
身近なことによって人気が出て
身近なことによって人気が落ちる
そういうこともあるってこと

以上グダグダ妄想でした